原因の切り分け
まず、原因の切り分けをしましょう。スピードテストは回線以外の影響があり、原因の切り分けはできません。もし、ADSLで十分な通信能力を確保できていれば、光にしても無駄な通信能力が増えるだけで、お金がもったいないだけです。家庭内のネットワークなどに原因が有る場合だと、回線を光にしても結果は変わりません。
モデムのランプを見る
ランプが消灯していたり、赤点灯や点滅など異常を示していないか見ます。
例 NEC Aterm WD735GV
- POWER : 電源
- ADSL : 回線
- PPP : プロバイダーの認証
回線の通信能力を確認
モデムにアクセスすれば、回線の通信能力(リンク速度)が確認できます。
ADSLの得られる回線能力
ADSLはNTTからの経路距離などにより、通信能力が変化します。経路距離からどの位の通信能力が得られるか大体分かります。
確認方法は、こちらの中段付近。
お得なネット回線 ADSL - 専門誌でも載らない「普段の通信速度」
回線の不具合
距離相応の回線能力(リンク速度)ならADSL回線の問題ではありません。
距離の割に通信能力が悪い場合は、電話の宅内配線を見直して下さい。
配線の仕方はこちらが詳しいです。
スプリッターの位置や親子電話などの関係で切れたり、能力低下したりします。
経路途中の様々なノイズの影響で回線能力が低くなることがあります。この場合、市販のノイズフィルターを入れる事で本来の回線能力が得られるようになる事があります。
長い間使用している場合、モデムやスプリッターの故障、基地局舎側機器の不具合も考えられます。回線業者に連絡すれば対応してくれます。
ADSLの回線が頻繁に切れるのは、保安器やスプリッターの故障、電話線内での断線が原因である事があります。断線していると強風で切れる状態になります。電話にノイズが入る事でも分かります。電話線の問題はNTTに相談すれば対応してくれます。スプリッターは回線業者に連絡して交換します。
家庭内LANの不具合
回線の通信能力は十分あるのに遅い場合は、ADSL以外の所に原因があります。家庭内のネットワーク機器やコネクタを見直して下さい。例えば、ハブが壊れて速度が極端に遅くなったり、コネクタの不良で遅くなったり、ネットが切れた繋がったりすることがあります。
無線LANの電波が混雑して遅い場合、親機の再起動などでチャンネルを変えれば良くなる事があります。空きチャンネルが無い場合は遅いままです。
詳しくはこちら。
電車内や喫茶店などで、Wi-Fiルーターのインターネットがつながらない。その訳は・・・
パソコンの不具合
パソコンの不調やソフトの不具合でネットが遅くなる事もあります。この場合、別の調子の良いパソコンで確認できます。
その他の不具合
プロバイダーの混雑や、相手サーバーなどが原因の場合もあります。こちらでは対処のしようがありません。