フレッツ光利用者に起こる現象で、インターネットがもっさりしていたり、Webサイトの一部や全体が表示されない事があります。
原因は、IPv6-IPv4フォールバック
フレッツ光では、独自のIPv6アドレスを割り振っているので、フレッツ網内でしか通用しません。外のIPv6対応Webサイトにアクセスしようとすると、最初はIPv6で接続しよと試みます。ですが、NTT独自規格なので接続できず、再度、IPv4で接続し直します。この間、1~数10秒掛かり、表示が遅れます。
タイムアウトして表示されない
上の切替機能は、マイクロソフトのWebブラウザだと、IE9は問題ないのですが、IE8以前のバージョンには不具合があります。その為、アドレス解決に失敗してWebサイトが表示されません。その他のソフトでも、切り替え機能がないとうまく動作しません。
まるでインターネットの風土病
Googleが世界のIPv6対応状況を公開しています。それによると、日本はIPv6利用者が比較的多いが、問題がある国としてオレンジ色に色分けされています。オレンジ色は日本だけです。
主要WebサイトのIPv6一斉対応
IPアドレスの枯渇から、平成24年6月6日、全世界で主要なWebサイトが、一斉にIPv6にも対応しました。日本向けの大手サイトでは、IPv6を遮断する臨時の措置がとられ、大きな混乱は起きてませんが、世界から見て遅れた国になるでしょう。
スピードテストは無意味
通信を確立するまでの話で、回線能力や通信速度の話ではないので、スピードテストは関係有りません。元々、光でスピードテストが出る出ないは無意味なのですが、光回線業者の影響で俗説が酷い状態です。