スピードテストの限界
スピードテストは、特別なサーバーとの通信速度です。これを簡易的に利用して、回線能力を一杯に使い、その能力を見ていましたが、数十メガ以上の回線能力があると、別の要因で通信速度が制限されるようになり、回線能力を一杯に使うことが出来なくなりました。光の回線能力は、まず、スピードテストで計ることはできません。ADSLでもNTTに近ければ、その要因以上の回線能力が得られる事があるので、スピードテストで計ることが出来ない事もあります。
その要因は遅延です。詳しくは、こちらの遅延の限界をご覧下さい。
なお、光は減衰が少ないので、ほぼ広告通りの回線能力が得られています。いちいちスピードテストをする必要はありません。ADSLなら、モデムにアクセスして確認できます。
スピードテスト利用の変化
現在、スピードテストは本来の目的ではなく、無駄な回線を引いていると悟られない為の仕組みとして利用されています。とにかく速い結果が出ていればお客は満足しているので、なるべく速い結果が出るよう、自前のスピードテストサーバーを特別な場所に設置しています。
eo光みたいに営業地域が近畿圏だけでなら、大阪だけで済みますが、1G回線ともなると、全国展開の業者は、全国の主要箇所にサーバーを設置しないと、1G相応の結果が出ないので誤魔化しきれません。
九州の加入者 「スピードテストの結果が速くならない、前と同じだぞ」
サポセン 「福岡のサーバーで計測してみてください」
九州の加入者 「500M出た。ありがとう」
1Gの値下げ(はやぶさ)で解約防止を狙うNTT西も横に広いので、上の業者のように福岡や広島などに、そのサーバーを設置して対応する事になるでしょう。
と、思ったら、既に対策済みでした。
回線速度の診断知識 - スピードテストは「速い速い詐欺」の誤魔化し手段
注意
- 更なる被害
- 加入者がスピードテスト向上を相談すると、「正しい計測サイトで測れ」などと返していますが、それが上手くいかない時は客のPCやLAN設備のせいにしています。これを真に受けて、PCやLAN機器を買い換える人が出ています。業者の誤魔化しの為に、必要のない費用を掛けてしまう被害が多発しています。
普段の通信速度
通信は、水が蛇口から出てくるように利用するデータが見えないので、あまり知られていませんが、普段の通信速度は数メガ以下です。回線能力が1Gあろうが、普段の通信速度は変わりません。必要以上に回線能力を用意しても体感速度は同じです。光100Mでも相当無駄です。
水道に例えると、手を洗ったり、シャワーを浴びたりする時の水量は、水道管の容量をどれだけ太くしても変化しないのと同じす。
業者のいう「速い速い」は回線の能力的な話であって、普段の通信速度が速くなるわけではありません。必要のない回線能力は無駄なだけです。光でスピードテストが出る出ないも無駄ですが、正しい情報が少ないので、回線業者に踊らされる人が後を絶ちません。
普段の通信速度は、タスクマネージャーで変化の様子が見られます。詳しくは、こちらをご覧下さい。
「普段の通信速度」と「必要な回線速度」
光回線 徹底節約術 - 今まで払った料金は何だったんだ _| ̄|○
電話線や光ファイバーは、水道管の様に太さの変化が無いので分かりにくいと思います。イメージ図にするとこんな感じになります。
ADSLで10Mの回線能力が得られた場合
光100Mの回線能力
光1Gの回線能力(25%に縮小)
1G回線の料金比較
eo光とNTT西が、平成24年10月1日から1G回線を値下げします。その料金を比較すると、イオ光の方が、電話225円とプロバイダー分安くなっています。
NTT西 フレッツ光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼 あっと割
eo光ネット ホームタイプ 1ギガコース 即割
新規加入キャンペーン特典の期間限定割引などは無視しています。