「普段の通信速度」と「必要な回線能力」
光回線は、ほぼ広告表記通りの通信能力が得られますが、普段の通信速度は数Mbps以下です。YouTubeの1080p高画質動画でも4Mbps以下です。普通画質なら0.5Mbps程度です。末端の通信能力に100Mや1Gは不要です。NTTの基地局に近ければADSLで十分間に合う回線能力が得られます。体感速度は光と同じです。普段の通信速度を知っている人は、必要も無いのに光を引いたりしてません。安くなったNTT以外のADSLに乗り換えています。
回線業者の言う「速い速い」は、あくまで通信能力的な話で、普段の通信速度の話ではありません。100Mでも馬鹿みたいに無駄ですが、1Gともなると・・・。光は、情報弱者を対象に、電話や訪問販売の強引な勧誘などで広めているのが実情です。
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電話線や光ファイバーは細く、水道管の様に太さの変化がないので、回線能力の変化がイメージしにくいと思います。図にするとこんな感じです。
ADSLで10Mの回線能力が得られた場合
光100Mの場合
光1Gの場合(25%に縮小)
プロバイダーの品質
末端の通信能力ばかりに目が行きがちですが、上流のプロバイダーの品質も重要です。ここの質が悪いと、いくら1G回線を引いても、夜になると、1M以下のYouTubeでさえ途切れる様になります。フレッツ光でも起こっていますが、auひかりでも、夜になると遅いという話を聞きます。
光なのに、YouTubeが途切れたりするのは何故?
月額費用の比較
フレッツ光は、回線とプロバイダー別個の料金表示になっており、プロバイダー毎に料金が違います。2年縛りの割引プランに、にねん割(NTT東)があります。料金はNTT東のものです。
auひかりは、回線とプロバイダー・セットの料金表示なっており、どのプロバイダーと契約しても同じ料金になっています。また、ギガ得プランの料金は、2年縛りの割引が適用された金額です。
以上を踏まえて、一軒家タイプのネット部分のみを比較しました。その他のオプションは似たり寄ったりの値段です。目眩ましのキャンペーン特典類は無視します。
NTT東 フレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ にねん割
auひかり ホーム ギガ得プラン
フレッツ光のプロバイダー選択によって、高い安いが変わりますが、差は数百円で大した差ではありません。
注意
- 2年割を適用した料金と、適用していない料金を比較した広告があります。また、2年限定の割引が混ざっている値引きは、3年目に値上がりするので注意が必要です。
君子、危うきに近寄らず
光絡みは、商品やオプションが複雑でややこしい料金体系の上に、縛り付き割引があって更にややこしく、広告ページには、小さい字で但し書きが何十行も書いてあります。広告の書き方も、割引額のお得感のみを強調していて、実際の料金が幾らなのか分かりにくいものもあります。また、通信関係は仕組みが難しく、ネット上には間違った情報が氾濫していて騙されやすい商品です。
ただでさえ難しい仕組みの所に、理解しにくい契約内容では、騙される人が続出してもおかしくありません。このような商品を設計して訪問販売させる企業の魂胆が透けて見えます。「君子、危うきに近寄らず」で、これらの勧誘とは関わらない方が無難です。トラブルになるのがオチです。
光回線、勧誘トラブルの相談先 - 「安くなる詐欺」「速い速い詐欺」「デジタルになる詐欺」etc. 悪徳商法の商材と化した光回線