スピードテスト・サーバーは、なるべく良い結果が出るよう、条件の良い所に置いてあります。回線業者のネットワーク内にあるサーバーもあります。それならプロバイダーを通りません。そのようなサーバーでスピードテストをすれば、良い結果が出やすくなります。ですが、普段、インターネットを利用する時はプロバイダーを通るので、プロバイダーの混雑状況によっては、0.5から1メガ程度のYouTubeでさえ、重い、止まる、といった現象が起こります。
普段の通信速度は数メガ以下です。必要以上に末端の回線能力を上げても、普段の通信速度が速くなるわけではありません。また、上流のプロバイダーの品質も重要です。それにも関わらず、末端の通信能力である回線速度を強調した「速い速い詐欺」が、長い間、国中で横行しています。ネット情報も間違いだらけです。その影響で、無意味なスピードテストに振り回される被害者が大勢出ています。
詳しくは、こちら
- 見てびっくり「普段の通信速度」 - え!こんなに少ないの (゜_゜;) - YouTubeに必要な回線速度
- ADSL12Mから光にしたのに体感速度が遅くなった。その理由は・・・
- 光回線 徹底節約術 - 今まで払った料金は何だったんだ _| ̄|○
- PS3など、ネットワークゲームのラグ研究 - ADSLに撃ち負ける光回線
スピードテスト利用の変化
スピードテストは、現在、無駄な回線を引いている事を悟られないようにする為の仕組みに変化しています。無駄な回線を引かせても、普段の通信速度はあまり知られていないので、スピードテストが速ければ誤魔化せます。もし、スピードテストが遅くても、「信頼性の高い計測サイトで計れ」、「パソコンが古い。性能が低い」、「マンションだから分岐して共有している」、「LANのハブやルーターが遅い」「レジストリをいじれ」、「ベストエフォート」等で誤魔化します。
スピードテストの結果は、「実効速度」などと、よく言われていますが、生半可な知識の人が使う単語です。その結果は、単に特別なサーバーとの通信速度を表しているだけで、必要以上の結果に大した意味はありません。
詳しくは、こちら。
回線速度を向上させる? - スピードテストの為に引いてる光回線
フレッツ光、特有現象
フレッツ光には、それ以外にも体感速度が遅くなる原因があります。
詳しくは、こちら。
フレッツ光もっさり問題 - まるでインターネットの風土病